日焼け止めクリームを塗る女性
日傘

【永久保存版】もう日焼けしない!最強の紫外線対策を徹底解説

2023.08.25

紫外線対策=日焼け対策だけ、と思ったことはありませんか?
実は、紫外線には日焼け以外にも多くのリスクがひそんでおり、男女問わず紫外線対策をすることはとても重要です。
特に10代や20代の若い間は意識しづらいですが、早いうちからしっかり対策することで肌に蓄積されるダメージを最小限に抑えることができます。

本記事では、紫外線対策の基本とおすすめの紫外線対策法に焦点を当ててご紹介します。今日から実践できる紫外線対策もあるので、ぜひ最後までご覧ください。

紫外線による影響と日焼けのリスク

紫外線には主に

  • UVA
  • UVB
  • UVC

の3種類がありますが、地球の大気によってほとんどのUVCは地上に届かないので、今回はUVAとUVBによる影響についてご紹介します。
ざっくり分けると、UVAは肌の深部に達して肌の老化やシミ・しわの原因に、UVBは表皮に影響を与えて日焼けの原因になるものです。

改めてそれぞれのリスクを見ていきましょう。

UVA:肌老化のリスク

日焼けの延長線上には肌老化のリスクがあります。紫外線の刺激を多く受けた肌は早い段階で老化が進み、シミやしわが増加する可能性が一気に高まります。日焼けで変色した肌の色はしばらくすると見た目上は元通りになりますが、受けたダメージを完全に元の状態に戻すことは難しく、静かにダメージが蓄積されて老化していってしまうのです。
ある日突然「あれ?このシミ、このしわは何?」と出てきてからではもう遅く、状態を悪化させないようにしかできません。そうなる前に、しっかりと対策をしてダメージを少なく抑えることがとても重要です。
早め早めに対策に取り組むだけで、未来の肌は大きく変わりますよ!

UVB:日焼けのリスク

紫外線と聞いて真っ先に思い浮かべるのが「日焼け」でしょう。
日焼けをすると肌は赤くなり、痛みやかゆみを伴います。日焼けした後すぐに美容液などで肌を冷やしたり日焼け専用の基礎化粧品などでケアをすると痛みやかゆみの感じ方は若干ましにはなりますが、肌が受けた紫外線ダメージを完璧になくすのは難しいもの。また、日焼けによる肌のダメージは皮膚がんのリスクを高めるとも言われているので「白い肌を目指していない」という人でも油断はできません。
特に夏場以外ではあまり露出させない首の後ろや背中などの部位は、紫外線の刺激に慣れていないのでその分日焼けしたときの症状が重くなります。日焼け対策を忘れがちな部位こそ、気を付けなければいけないんですね。

毎日意識したい紫外線対策をすべき時間と場所

日焼けの時間帯と紫外線量について知ろう!

紫外線の強さは時間帯によって変化します。日焼けを防ぐためには、紫外線の強い時間帯や地域を知り、事前に対策を立てることが大切です。

紫外線のピーク時間帯

紫外線の強さは、午前10時から午後4時の間がピークになります。この時間帯には1日の紫外線量の約50%が降り注ぐとも言われています。
外出時には日傘や日焼け止めを効果的に活用しつつ、できるかぎり長時間外に出かけるのは避けるようにした方が良いでしょう。

紫外線量の地域差

山岳地などの標高が高い場所は紫外線が強くなる傾向があります。これは、紫外線を遮ってくれる雲や大気量が少なくなるためなのですが、実は平地でも紫外線量には地域差があります。
なんとなく気候からもイメージがつくかもしれませんが、日本国内で最も紫外線量が多い地域は沖縄、逆に少ない地域は北海道です。これは、太陽の近く、つまり赤道の近くになればなるほど紫外線量が多くなるためです。曇りの日には紫外線量が少なくなるものの、晴れの日の50%程度は降り注いでいます。紫外線量の多い地域に行かれる場合はしっかりと対策することをおすすめします。

室内でも紫外線対策は必要

紫外線対策は屋外だけでなく、室内でも重要です。紫外線は部屋の窓からも流れ込んできます。室内での紫外線対策も徹底しましょう。
1日中外出の予定がない日は、つい普段のスキンケアだけで済ませてしまいそうになりますが、そんな日にもしっかり日焼け止めを塗って紫外線対策をしましょう。日焼け止めを塗ると肌に負担がかかりそう…と思うかもしれませんが、紫外線の肌ダメージの方が明らかに大きいものです。
普段のスキンケアにプラスして対策してみてくださいね。

紫外線対策の基本を知ろう!

紫外線によるリスクはもうお分かりいただけたでしょうか。
この章では紫外線対策の基本を知って、正しく効果的に紫外線から肌を守りましょう!

SPFとPAってなに?

日焼け止めを塗る手元

日焼け止めクリームなどによく使われるSPFやPAの表記ですが、まずはそれぞれの意味を知りましょう。

SPF

日焼け止めの効果を表す数値で、主にUVB(日焼けの原因になる紫外線)から肌を保護します。SPF値が高いほど、UVBからの保護効果が高くなります。
例えばSPF30の日焼け止めは、日焼けするまでの時間を30倍に延長する効果があると言われています。

PA

UVA(シミやしわの原因になる紫外線)からの保護効果を表す数値です。PA+からPA++++までの4段階で表され、PA++++が最もUVA防御効果が高いとされています。

日焼け止めの選び方と正しい使い方

日焼け止めの選び方

まずはSPF値とPA値を確認しましょう。
「とにかく高い数値のものを選べば安心」と何も考えずに選んでしまうと肌に負担がかかったり、肌トラブルを引き起こすこともあるので、日焼け止めをつけていく場所の紫外線の強さに合わせて選ぶのが大切です。外に出かけずに家の中で過ごす日や曇りの日でも、紫外線は窓や雲を通して入ってくるので、基本的には毎日日焼け止めを使用することがおすすめですよ。
以下は、日焼け止めの数値を見る際の目安として参考にしてください。

  • SPF10~20/PA++:近所へのお散歩や買い物、家の中で過ごすとき
  • SPF30~/PA+++:屋外での運動やアウトドアを楽しむとき
  • SPF50~/PA++++:炎天下でのお出かけや海辺で遊ぶとき

SPF値やPA値だけではなく、肌に合ったタイプの日焼け止めを選ぶことも重要です。乾燥肌の方は保湿成分が配合されたもの、脂性肌の方はさっぱりとしたテクスチャーのものを選ぶと、毎日つけていても負担にならないでしょう。

正しい使い方

日焼け止めを使っている方は多いと思いますが、その正しい使い方を知っている方は意外と多くありません。正しく使えていないと、日焼け止めに記載されているSPFやPAの数値ほどの効果が出ないので、ここでしっかり正しい使い方を覚えていきましょう。

  1. しっかりと容器を振ってから適量を出す
    顔に塗る場合の適量は「こっくりしたクリームタイプはパール2粒分、サラッとしたローションタイプは1円玉2枚分」くらいを目安にしましょう。想像以上にたくさん必要ですよ。
  2. 肌に均一に伸ばす
    顔や首など、紫外線によるダメージを受けやすいところは丁寧に塗りましょう。
  3. 2時間ごとに塗り直す
    特に水泳をしたり運動をした場合は汗や水で落ちてしまうため、頻繁に塗り直す必要があります。塗り直す際はしっかりと汗や皮脂を拭きとって、やさしくハンドプレスしながら塗りましょう。

メイクで紫外線対策は十分?

最近では、化粧下地やファンデーションなどにも紫外線対策効果のある商品が販売されていますよね。メイクするだけで紫外線対策ができてしまうので、手間がかからずデイリー使いされてる方も多いのではないでしょうか。

しかし、日焼け止めを塗らずにこれらのメイク用品だけで紫外線対策をしたい、という場合は少し注意が必要です。メイク用品の主な目的はあくまで「メイク」なので、容器に記載されているSPF値やPA値は少し低めのものが多いのです。つまり、日差しの強いところへお出かけするときなど、高いSPF値・PA値が必要な場合はメイク用品だけでは対策しきれない可能性があります。
また、化粧下地をメイクの上から塗り直したり、ファンデーションを2時間ごとに重ねづけしたりすると顔全体の仕上がりが変わってきてしまうこともあります。このように、塗り直しの点から見ても「化粧用品だけで対策する」というのはあまりおすすめできません。

少し面倒に感じるかもしれませんが、化粧下地を塗る前には日焼け止めを塗って、化粧用品と合わせてダブルで対策していくのがベストです。メイクを落とす際はしっかりとクレンジングをして、日焼け止めを塗った部分も綺麗に落とすことで肌の負担を最小限にしてあげましょう。

日傘の効果と選び方

ここまで紫外線対策の代表例として「日焼け止めによる対策」をご紹介してきましたが、実は日焼け止め以上におすすめの紫外線対策は「日傘をさすこと」です。ここからは、日傘による対策をくわしくご紹介します。

ピンクの日傘をさして微笑む外国人女性

紫外線対策には日傘がおすすめ!その理由は?

メイクが崩れず快適!

暑い季節に最も強くなる紫外線ですが、汗や皮脂によってメイクが崩れやすくなる時期でもあります。日傘は肌に直接触れることなく紫外線対策ができるうえに、通気性も良く、日差しからも守られるので体感温度もグッと下がります。快適に紫外線対策するにはもってこいのアイテムなのです。

対策漏れしがちな髪や頭部もしっかりカバー!

肌だけではなく、紫外線は髪の毛や頭皮にもダメージを与えます。炎天下の中で外出して、髪がキシキシと傷んでしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。日傘なら、パッとさすだけで頭部から紫外線をしっかりカット。わざわざ肌とは別に髪の紫外線ケアをする必要がありません。

晴雨兼用折りたたみ日傘なら持ち忘れも予防できる!

日傘を持ち歩く習慣のない方は、ついうっかり日傘を忘れてしまうこともあるでしょう。晴雨兼用タイプの折りたたみ日傘は、いつも使う鞄に常に入れておけば外出先で気づいたときにサッと使うことができるので日傘ビギナーさんにおすすめ。急な雨でも安心です。
毎日紫外線対策をしながら雨にも備えられるので、持ち運びも負担にならないでしょう。

日傘の選び方

UVカット率と遮光率をチェック

日傘の機能性を知るには「UVカット率」と「遮光率」を確認しましょう。

UVカット率

紫外線をカットする数値です。市場に出回っている日傘はUVカット率90%以上のものが多いですが、より高い効果を求める方は99.99%以上の日傘を選ぶと良いでしょう。

遮光率

太陽光をどれくらい遮れるかの数値です。遮光率99%以上または完全遮光の日傘の中は太陽光が届かないので涼しく、体感温度が下がります。より快適な日傘を探している場合は遮光率もぜひチェックしましょう。

肌をカバーできる大きさ

当たり前の話かもしれませんが、どんなに高機能な日傘でも肌をカバーしきれないサイズのものでは意味がありません。日傘は通常の雨傘より小さいサイズで作られていることが多いです。しっかり自分の身長や身体のサイズに見合った大きさのものを選びましょう。
今持っている傘を測って確認したり、店舗で売っている日傘であれば一度開いて実際にさしてみるとサイズ感を間違えることは少なくなりますよ。

日傘と日焼け止めの合わせ技をしよう!

日傘と日焼け止めを併用した効果的な紫外線対策

日傘と日焼け止めはそれぞれ単体で使うのではなく、併用することでより効果的な紫外線対策が期待できます。

日傘は頭上からの紫外線はブロックできますが、地面からの照り返しはカバーできません。そこでプラスして日焼け止めを塗ることで、この地面からの照り返しによる紫外線ダメージを軽減することできます。
また、普段露出の少ない部位は日焼け止めを塗り忘れがちですが、その部分こそ日焼けダメージを受けやすい特徴があります。日傘を持っていれば、気づいたときにしっかり日傘で覆えば紫外線対策ができるのもメリットの一つと言えるでしょう。
露出している肌だけではなく、頭皮や髪の毛、目などへの紫外線ダメージを予防するにはやはり日傘がベストなので、長時間のお出かけの時や、直射日光や紫外線が強い場所へ出かける日には必ず日傘を持ち歩くようにしつつ、日焼け止めを塗っておくと良いでしょう。

逆に、野外イベントやレジャー、アウトドアスポーツなど、日傘を差せないシーンでは日焼け止めをしっかり塗って対策するようにしましょう。塗り直しが必要になるので、日焼け止めを携帯しておくことも大切です。特に、首やデコルテ、足の甲などは忘れずこまめに塗布しましょう。

ほかにもある!紫外線対策アイテム

帽子

バケットハットやキャップなどの帽子をかぶることで、顔や頭皮の紫外線対策ができます。つば広のものであることが望ましく、顔全体が影になるようなデザインのものが良いでしょう。

サングラス

UVカット効果のあるサングラスを着用することで、目の周りの肌を紫外線から守るだけでなく、目の疲れやまぶしさも軽減できます。
実は肌に直接紫外線が当たっていなくても、目から太陽光が入るだけで「強い日差しが目に入ってきた!」と脳が判断して肌にメラニン色素を出してしまい、日焼けしてしまうのです。
また日焼けの問題だけでなく、紫外線は目の中で蓄積されていくとドライアイや白内障などを引き起こすリスクもあります。海外に比べて日本ではサングラスをかける方は少ないですが、目を紫外線から守ることはとても重要なのです。

サングラスをかけてほほ笑む女性

アームカバー

自転車や車を使って通勤通学されている方の必須アイテム。半袖で外出するときにもサッとつけられるのがうれしいですよね。少し暑く感じられるのがデメリットですが、最近では冷感接触素材のものや綿やシルクのようなやわらかい生地のものなど、より快適なつけ心地のものも増えているので、お好みのものを選ぶと良いでしょう。

マスク

紫外線対策にマスク?と思われるかもしれませんが、アームカバー同様、露出している肌を直接的に覆う優秀なアイテムです。
コロナ禍にさまざまなタイプのマスクが開発されましたが、特に口元から首元までを覆えるフェイスカバータイプのものがおすすめ。肌に密着する面積が少ないので、通気性も良く、暑い日にも息苦しくなく使えますよ。

しっかり紫外線対策をして、肌の健康を手に入れよう!

いかがだったでしょうか。
紫外線対策は単なる美容のためだけではなく、肌の健康を守るためにもとても重要です。紫外線ダメージは、肌を老化させ、さまざまなトラブルが引き起こされる原因となります。しかし、正しい知識と適切な対策を持つことで、その影響を最小限に抑えることができます。


日傘や日焼け止め、帽子やサングラスなどさまざまなアイテムを活用して楽しみながら、肌をしっかり守っていきましょう!

会員登録で500円分のポイントプレゼント!

COLUMN -コラム-