紫外線カットや暑さ防止のために多くの人々が利用している、日傘。特に初夏や梅雨の季節、本格的に夏を迎えたタイミングで、日傘を使い始める人も多いでしょう。
しかし、日傘には膨大な種類があり、選び方に困っている人も少なくないはず。「日傘を買いに来たものの、結局どれを選んでいいかわからなくなってしまった」という経験をした方もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では、日傘の選び方について徹底解説。日傘選びで注目すべきポイントはもちろん、おすすめの日傘についても解説します。これから日傘を購入したいと考えている方にとって役立つ情報ばかりですので、ぜひ最後までご覧くださいね。
日傘選びの前に知っておくべき単語

日傘の選び方を紹介する前に、日傘選びで知っておくべき単語を紹介します。
知っておくべき単語は、次の3つです。
- 遮蔽率
- 遮光率
- 遮熱率
いずれも日傘の性能を判断する上で大切な項目です。それぞれの意味を抑えつつ、日傘にどれほどのスペックを求めるのかを考えておきましょう。
遮蔽率
遮蔽率とは、紫外線をどれだけ遮蔽するかの割合のことを言います。
中でも紫外線遮蔽率は、紫外線を遮断する割合で、UVカット率と呼ばれることもあります。この紫外線遮蔽率が高ければ高いほど、紫外線をしっかりとカットできるのです。
なお、ここで言う紫外線とは、地上まで到達し、かつ肌にダメージを与えるUVA、UVBのことです。同じく紫外線に含まれるUVCは地上に到達する前にオゾン層に吸収されるため、ここでは考慮されません。
紫外線遮蔽率の高い傘は、紫外線を吸収あるいは反射させる物質が繊維に使用されているのが特徴。未加工のものより、紫外線遮蔽率が高くなります。
「何がなんでも紫外線から肌を守りたい」という方は、ぜひ紫外線遮蔽率が高い日傘を選びましょう。
遮光率
遮光率とは、直射日光をどれだけ遮るかの割合のことを言います。日傘だけでなく、部屋のカーテンを購入する際に聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
日傘の遮光率が高ければ高いほど、直射日光を遮ることができます。梅雨や夏の強烈な熱射をしっかりと遮り、体感温度の上昇を抑えられますよ。
特に「暑さ対策のために日傘を利用したい」「太陽のまぶしい光が苦手」という方は、日傘の遮光率に注目しましょう。
遮光率を重視するなら、限りなく100%に近いものを選ぶのがおすすめ。中でも遮光率99.99%以上の日傘は1級遮光日傘と呼ばれており、数ある日傘の中でも圧倒的な遮光効果を誇ります。
遮熱率
遮熱率とは、日光による熱をどれくらい遮ることができるかを数値化したものです。
日傘の遮熱率が高ければ高いほど、日光による熱をしっかりとカットし、温度上昇を抑えられますよ。特に直射日光による暑さが一気に厳しくなる夏には大活躍でしょう。特に遮熱率の高い日傘であれば、何も身につけない場合と比べて30分後の身体の表面温度に約20℃の差がでるケースも。
「暑さ対策のために日傘を利用したい」「傘の中の温度を下げて、暑い夏を快適に過ごしたい」という方は、遮熱率の高い日傘を購入することを検討しましょう。
日傘選びで注目すべき7つのポイント

ここからは、実際に日傘を選ぶ際に注意すべきポイントについてまとめました。
ポイントは次の7つです。
- タイプ(長傘・折りたたみ傘)
- 紫外線遮蔽率(UVカット)・遮光率・遮熱率
- 機能性
- 重量
- 裏地の色
- サイズ
- デザイン
タイプ(長傘・折りたたみ傘)
まずは、長傘と折りたたみ傘のどちらのタイプにするのかを決めましょう。
長傘のメリットは、広い範囲をカバーできることです。一般的に、サイズは折りたたみ傘より長傘の方がひとまわり大きめ。そのため、折りたたみ傘よりも広範囲の紫外線対策ができますよ。「絶対に日焼けしたくない」という方は、長傘がおすすめです。
また、折りたたみ傘の場合、使用しない場合は折りたたんでケースにしまうという手間がかかりますので、その手間を面倒だと感じる方も長傘タイプの日傘を選ぶのが良いでしょう。
反対に、重量のある傘が苦手な人であれば折りたたみタイプの日傘がおすすめです。折りたたみ傘はサイズがコンパクトな分、長傘よりも軽量で済みます。気軽に日傘を差したい初心者の方は、折りたたみタイプの日傘がぴったりです。
忘れ物が多い人も、折りたたみタイプの日傘がおすすめ。特に飲食店から出るタイミングや電車から降りるタイミングで、傘を置き去りにした経験がある方も少なくないのではないでしょうか。
折りたたみタイプであれば使用しないときはカバンの中に収納できるため、「傘を持っていったものの、出先にうっかり忘れてしまった」という事態を防げます。
さらに、折りたたみタイプかつ晴雨兼用の傘であれば、突然雨が降ったときの対策もバッチリ。特に梅雨や暑い夏にかけてはにわか雨が増えるため、いざというときにカバンに忍ばせておくと安心でしょう。
このように、長傘・折りたたみ傘のそれぞれに違ったメリットがあります。以上を踏まえて、自分にあったタイプを選択しましょう。
紫外線遮蔽率(UVカット)・遮光率・遮熱率
続いて確認したいのが、日傘の目玉機能とも言える紫外線遮蔽率(UVカット)・遮光率・遮熱率です。
日傘とひとことで言っても、使用する目的は人によってさまざま。「紫外線から肌を守りたい」「夏の厳しい暑さを凌ぎたい」など、目的によって重視する項目は変わります。
例えば、肌から紫外線を守るのであれば紫外線遮蔽率の高い日傘を選びましょう。中には遮蔽率99%とかなり高性能な日傘も存在します。
夏の暑さ対策であれば、遮光率や遮熱率を重視するのがおすすめ。日傘の中には遮光率99.99%を誇るものもあり、夏の強力な熱射をしっかりとカットできますよ。
もちろん、紫外線遮蔽率・遮光率・遮熱率の全てが高い日傘も存在します。「紫外線対策も暑さ対策も全部叶えたい!」という方にぴったりですよ。
機能性
より便利な機能を追求するのであれば、紫外線遮蔽率・遮光率・遮熱率以外の項目にも注目しましょう。
例えば、「晴雨兼用傘」。晴天時は日傘として、雨天時は雨傘として使用できる、ハイブリッドな日傘です。特に断続的な雨が多い梅雨や、にわか雨の多い夏は、1本持っておくと安心ですよ。
また、傘には、ワンタッチで傘が開く「ジャンプ式」と、手動で傘を押し開く「手開き式」が存在します。ジャンプ式は便利な反面、人の多い場所ですと周りに怪我をさせてしまう可能性もありますので注意しましょう。
このように、日傘ならではの機能以外にも目を向けると、より自分に合った日傘をチョイスできますよ。
重量
日傘選びで意外と見落としがちなのが、重量。特に長傘の場合は、折りたたみ傘と比べて重量があるため、いざ使い始めるとその重さに負担を感じる方もいるでしょう。可能であれば軽量なものを選ぶと、持ち運びなどに便利ですよ。
軽量な日傘を選ぶ場合、具体的な重さの目安は200g前後と言われています。中には、100g台の超軽量なものも存在します。
なるべく軽量な日傘を求めるのであれば、この数字を元に日傘を選んでみてください。不安な場合は、店頭で実際に日傘を手にとってみるのもひとつの手ですよ。
裏地の色
続いて着目すべきは、日傘の裏地の色です。日傘には裏地があるものがほとんどで、裏地の色によって「熱がこもりにくい」「日光の照り返しを防げる」など、日傘の性能が変わります。裏地の色にも着目して日傘を選ぶことで、より快適に日傘を使用することができます。
例えば、日光の照り返しを気にするなら、日傘の裏地は黒がおすすめです。光を反射しやすい明るい色とは違い、太陽の照り返しを防止することができます。一方で、黒の裏地は熱がこもりがちになるため、気になる場合は他の色を選ぶのがおすすめです。しかし、遮熱機能が充実していればそれほど気にならないでしょう。
日傘をより快適に使用するために、裏地の色にもぜひ気を遣ってください。
サイズ
日傘のサイズが大きければ大きいほど、紫外線や日光をカバーできる範囲が広くなります。より広範囲で紫外線や日光をカットしたいという方は、日傘のサイズにもこだわりましょう。
先ほど解説したように、一般的に折りたたみ傘よりも長傘のほうがサイズが大きく、広範囲をカバーできる傾向にあります。ただし、折りたたみタイプの日傘であっても長傘並に傘のサイズが大きいものも。
カバーできる範囲が気になる方は、サイズを重視するのがおすすめですよ。
デザイン
機能性について一通り確認したら、デザインも忘れずに。
人によっては、「かわいい日傘の方がテンションが上がる!」と、デザインを重視する方もいらっしゃるでしょう。せっかくであれば、自身にとってお気に入りのデザインの日傘を選んでみてください。普段着の系統に合わせて日傘を選び、コーディネートを楽しむのも1つの手です。
傘・レイン雑貨ブランド「assa」では、高性能かつ豊富なデザインの日傘を多数取り揃えています。気になる方は、ぜひオンラインショップを覗いてみてくださいね。
日傘選びで覚えておくべきこと

続いて、日傘選びの際に覚えておくべきことをまとめました。
覚えておくべきことは、次の2つです。
- 使用目的を決めておく
- 2〜3年を目処に買い換える
日傘をなんとなく選んだり、使い続けたりすると、思ったような効果が得られないことも。せっかく日傘を買うのであれば、この2点に気をつけてしっかりと日傘を活用してくださいね。
使用目的を決めておく
日傘を選ぶ際は、必ず日傘の使用目的を決めましょう。
日傘とひとことで言っても、使用目的によって必要なスペックは異なります。日傘の使用目的を明らかにしておかないと、オーバースペックとなり費用が嵩んでしまう、あるいはスペックが足りずに物足りなくなってしまう可能性があるのです。
例えば、紫外線から肌を守る目的であれば、紫外線の遮蔽率を気にする必要があります。暑さ対策のために日傘を使用する場合は、遮熱率の高い日傘を選びましょう。
このように、日傘を選ぶ前に、まずは「なぜ日傘を買うのか」を決めておくことが大切です。すると、目的に合った最適な日傘を選ぶことができますよ。
2〜3年を目処に買い換える
日傘を買った後や、使い続けた後に覚えておきたいのが、日傘を2〜3年を目処に買い換えること。特に今すでに日傘を持っている方は、注意しましょう。
日傘を使い続けることで、紫外線遮蔽や遮熱などの性能は劣化していきます。例えば、最初こそ紫外線遮蔽のための加工がなされていたものの、日々の使用によって加工部分が剥がれてしまうことは十分にあり得るのです。
劣化に気づかずに長年同じ日傘を使い続けていると、「日傘を使っているはずが知らない間に紫外線を浴び続けていた!」という事態に陥る可能性も否めません。
熱や紫外線から身を守って快適に過ごすために、日傘は定期的に買い替えてくださいね。目安は、日傘を購入してから2〜3年です。
おしゃれ・高性能な日傘ならassa

おしゃれで高性能な日傘を買うなら、「assa」がおすすめ。
「assa」は、創業80年の傘メーカー・株式会社アセントが展開する傘・レイン雑貨ブランドです。紫外線遮蔽率・遮光率・遮熱率ともにハイレベルな「HEAT DOWN PARASOL」や梅雨〜夏に大活躍の晴雨兼用傘「ALL IN UMBRELLA」といった、さまざまな日傘を取り扱っています。
いずれの日傘も、遮光率99.99%・紫外線遮蔽率99%以上とかなり高性能。中でもHEAT DOWN PARASOLは、特殊構造生地によって、一般的な日傘と比べても2度以上の温度上昇を抑えることができます。一方雨傘としても使用できるALL IN UMBRELLAは、撥水度にもこだわっています。
assaには、梅雨〜夏にかけて大活躍間違いなしの日傘が勢揃い。「新しく日傘を買いたいけれど、どれにしようか迷っている」という方は、ぜひ一度assaの日傘を検討してみてくださいね。
assaの日傘は、オンラインストアにて購入できます。
assa公式サイト
https://www.ascenteonlinestore.com/
まとめ – 日傘を賢く選んで快適な夏を過ごそう!
今回の記事では、日傘を選ぶ際に注目すべきポイントや、おすすめの日傘を紹介しました。
日傘を選ぶ上で大切なのは、日傘を購入する目的を明らかにし、それにあったスペックの日傘を選ぶこと。日傘とひとことで言っても、スペックは商品によってさまざまですので、目的や予算を考慮しつつ、自分にとって最適なものを選びましょう。
なお、日傘の紫外線カット効果は永久に続くわけではなく、日傘の寿命は2〜3年と言われております。劣化した日傘をそのまま使い続けていると、知らず知らずの間に紫外線を浴び続けてしまうこともありますので、定期的に買い替えましょう。
日傘を賢く選んで、快適な夏を過ごしてくださいね!
