子ども用日傘をさしている赤いランドセルを背負った小学生
日傘

安全な子ども用日傘の選び方とおすすめ子ども用日傘

2023.09.22

猛暑から子どもを守る「子ども用日傘」

毎年記録的な猛暑に見舞われる夏。
大人用だけではなく、子ども用の日傘があることは知っていますか?
実は紫外線だけでなく、暑さからもお子さんを守ってくれる頼もしいアイテムとして最近ひそかに注目されているのです。

この記事では、子ども用日傘について詳しく知らない方にも

  • 子ども用日傘の重要性
  • 子ども用日傘を選ぶ時のポイント

を分かりやすくご紹介します!
ぜひ安心で安全な子ども用日傘を探す際の参考にしてくださいね。

子ども用日傘は必要?

熱中症対策

年々上昇する気温への対策

毎年平均気温が高くなっていく近年の夏。気象庁によると、日本の夏(6〜8月)の平均気温は、変動を繰り返しつつ上昇しており、長期的には100年あたり1.25℃の割合で上昇しているとも言われています。
毎年夏になると、最高気温の記録更新のニュースを目にしたり、体感としてもその暑さを感じますよね。

出典:国土交通省 気象庁「日本の季節平均気温」

特に小さいお子さんは大人よりも体温が高く、汗もかきやすいですよね。さらに登下校中には重いランドセルや荷物を背負うことになり、熱中症や脱水のリスクも高まります。こまめに水分補給をしたり日陰に入ったりすることが大切ですが、なかなかお子さん自身で完璧に管理することは難しく、熱中症予防に頭を悩まされている親御さんも多いのではないでしょうか。
そんなときに子ども用日傘があれば、つねに日陰の中を移動できるので熱中症リスクを減らすことができます。特に普段から雨傘を使い慣れているお子さんであれば、それを日傘に持ち替えるだけで立派な熱中症対策になるのです。

表面温度の上昇を抑える

日傘の性能や種類によってまちまちですが、日傘を使用することで身体の表面温度は20度ほど下がるというデータもあります。

HEAT DOWN PARASOL®︎の生地を通した状態と何もない状態での表面温度差
(※子ども用日傘の生地での実験結果ではありません)

日傘をさしたことがある方なら、さしていない状態と比べた時の涼しさを実際に体感したことがあるのではないでしょうか。それだけ太陽の日差しは想像以上に強く、表面温度や体感温度に大きく影響するのです。

子ども用日傘と聞くと耳慣れない方も多いと思いますが、「厚い日陰を持ち歩かせてあげる」と考えると学校指定の帽子や登下校中の木陰よりもずっと熱中症対策に有効なアイテムになりそうです。

紫外線対策

紫外線による日焼けはやけどの一種とも言われています。お子さんの肌は大人と比べて薄く、そのぶん紫外線ダメージも受けやすい状態。子ども用の日焼け止めを塗っていても汗をかきやすいので落ちやすく、さらに十分な効果を発揮するためには一度塗って終わりではなく、何度も塗り直す必要があります。日焼けした肌は赤みがなくなった後もそのダメージが蓄積されていくので、「すぐ治るからいいや」という油断は禁物です。
そんな場面でも、子ども用日傘が役立ちます。肌を直接紫外線から守り、肌ダメージを最小限に抑えることができます。また、日焼け止めが肌に合わない場合でも手軽に紫外線対策ができるので、肌荒れをしやすくデリケートな肌を持つお子さんでも安心して使えるのがうれしいですよね。

安全な子ども用日傘を選ぶポイント3選

安全性

子ども用日傘で最優先でチェックするべきポイントはその安全性でしょう。お子さんが使っても安全に、安心して使える日傘を選ぶポイントをご紹介します。

窓付き

雨傘にも言えることですが、背の低いお子さんが傘を持つと視界が遮られやすくなります。特に使い慣れないうちはお子さん自身が傘のサイズ感を把握しづらいので周りとぶつかりやすかったり、深くさしすぎてしまって前方から来る自転車や自動車に気づかない、という危険も大いにありえます。

窓付きの生地が採用されている日傘であれば、前方に視界が開けるのでそういった事故を未然に防ぐことができます。窓付き生地が1面だけであれば、日差しも十分に遮ることができますよ。
初めて窓付きの傘を持たせる場合は「この窓から前を見るんだよ」と事前に伝えておくとさらに安心ですね。初めて使う前に、お家の前で実際に開いてみせるのも良いでしょう。

窓付きの傘を指さして笑う小学生

角や突起がない

お子さんが使うものはなるべく角や突起がないものが良いですよね。それは傘も同じこと。大人用の傘は鋭利なパーツが想像以上に多く、小さめのサイズのものをそのままお子さんに持たせるには危険かもしれません。
特に、傘を開閉するボタンや生地の先に伸びるつゆ先、傘中央の石突きなどは鋭利なパーツを含むことが多いので、丸みのあるデザインのものを選ぶと良いでしょう。使っているお子さん本人だけでなく、万が一周りにいる人に当たってしまってもケガをさせづらいのも大きなメリットの一つです。

重すぎない重量感

「お子さん一人でしっかり持てる重さ」というのも大切なポイントです。開いた傘が風の抵抗を受けると、元の重さよりも力が必要になります。どれだけ高性能な日傘であっても、重すぎて持ち歩くのが億劫になると使われなくなり、本末転倒です。
ただでさえランドセルなどの荷物で移動が大変な小学生。日傘を選ぶ際は、持っていても負担にならないくらいの適度な重さにも気を配ってあげると良いでしょう。

機能性

手開き式とジャンプ式

どちらのタイプにもメリット・デメリットがあります。それぞれ見ていきましょう。

手開き式

手で傘のロクロ(軸)をスライドさせて開くタイプ。ゆっくり開くことができるので、周りの誰かに当たってしまうリスクが少ないのがメリットです。
手開き式の日傘は、開け閉めのときにロクロに指が巻き込まれないようなタイプを選ぶことが大切です。大人でもこの部分に指を挟んでしまうケースが大変多いので、しっかりチェックしましょう。また、荷物の多いときや片手がふさがった状態では開けられないので、どんなシーンで使うことが多いかを想定して選ぶと良いでしょう。
開け閉めには少しコツがいるので、事前にお家で練習しておくとスムーズに使い始められますよ。

ジャンプ式

手元のボタンでワンプッシュで開くタイプ。初めて使うお子さん一人でも開け閉めしやすく、扱いやすいのがメリットです。
一方、一人で簡単に開けられてしまうので、周りに十分なスペースがあることを確認してから開かないと人にケガをさせてしまう可能性がある点がデメリット。お子さんが思うよりも大きめの場所が必要であることをしっかり伝えておき、事故のないように注意しましょう。

晴雨兼用日傘

晴雨兼用日傘であれば、晴れの日以外も紫外線対策をしながら毎日活用することができます。太陽が照っていない曇りの日でも紫外線は降り注いでいるので、油断せずに対策していきたいところです。
また、突然雨が降り出しても安心なので、ぜひ最初の日傘には晴雨兼用日傘を検討してみてくださいね。

デザイン

明るい色み

大人と一緒に使えるシックな色の日傘も素敵ですが、子ども用には特にパッと目を引く明るい色みの日傘がおすすめです。
明るい色は使うと気分が上がりますし、何より周囲から気づかれやすいところが最大の利点です。交通量の多い道でも目立つ色の日傘を持ち歩くことで、万が一の事故も未然に防ぐことができます。このように、安全性を考えても明るい目を引く色を選ぶメリットは多くありますよ。

カラフルな傘が浮かぶ空

適度な大きさ

お子さんにとって持ち運びしやすい大きさであるかどうかも重要なポイントです。
大きい日傘はカバーできる範囲も広いですが、その分バランスが取りづらかったり、お子さん自身で高さのコントロールがしづらかったりします。お子さんが持っても歩く際にも負担にならず、使いやすいサイズのものを選びましょう。
ちょうど良い大きさの日傘であれば、強風にあおられることも少なく、視界を妨げずに安全に使うことができますよ。

持ちやすい手元

大人の日傘によくあるほっそりとした手元は華奢でおしゃれなデザインですが、お子さん用には少し太めの持ちやすい手元のものを選びましょう。木材などの手になじみやすい素材で作られていると、さらにグリップ力が上がりますよ。
軽いものを選んだ場合でも少なからず手元への負担はかかってくるので「できるかぎり持ちやすい手元」を念頭に、お子さんの手の大きさに合わせて選んであげてくださいね。

おすすめの子ども用日傘

ここまで子ども用日傘を選ぶポイントをご紹介してきましたが、ここからはおすすめの子ども用日傘をご紹介します。

小学校にも寄贈されたa.s.s.aの子ども用日傘

傘ブランド「a.s.s.a」では安全でかわいい子ども用日傘を豊富に取り揃えています。
2023年8月には、a.s.s.aの子ども用日傘が高知県香南市の小学校へ寄贈されました。

傘ブランド「a.s.s.a」の傘が手渡される様子
寄贈の御礼訪問の様子(左から高知黒潮ホテル 岡崎氏、香南市長、香南市教育長)

高知県香南市の小学校へ寄贈されたa.s.s.a子ども用日傘の特長

高知黒潮ホテル・岡崎会長より、a.s.s.aの子ども用日傘が高知県香南市内の小学校(全7校)に寄贈されました。
寄贈された子ども用日傘は全3種類。それぞれに共通する特長をご紹介します。

安全なパーツ

先端パーツにはすべて丸みのある木のパーツを採用しており、使用するお子さんのみならず周りにいる方々にも安全な設計です。お子さんが手をはさまないように開発された安全ロクロが使われているので指が巻き込まれるリスクが少なく、万が一の事故も未然に防ぎます。

安定感のある手元

少し太めの木の手元で、長時間のお出かけや登下校中に使用しても疲れにくいデザインになっています。強い風の中でもしっかり持てる安定感があり、初めて日傘を持つお子さんも安心です。

ライトを反射する反射パネル

薄暗い雨の日や見通しの悪い夜道にも、車や自転車のライトを反射する反射パネルを施しています。
日傘として使用する際はあまり使われない部分ではありますが、晴雨兼用日傘として雨の日でも安全に使える設計になっていますよ。

目立たない内側にネームタグ

お子さんの持ち物には必須のネームタグ。a.s.s.aの子ども用日傘は個人情報をしっかり守るため、ネームタグは目立たない内側に配置しています。毎日使うものだからこそ、防犯対策にも配慮された日傘を持たせたいですよね。

a.s.s.aの子ども用日傘が小学校への寄贈品として選ばれた理由

さまざまな特長のあるa.s.s.aの子ども用日傘ですが、今回寄贈品として選定いただいたのは高知県香南市の教育委員会。
寄贈品の選定にあたり、a.s.s.aの子ども用日傘が選ばれた理由を聞きました。

「高知黒潮ホテル・岡崎会長からの提案を受け、子ども用日傘の選定を行いました。a.s.s.aの日傘は明るい色合いで登下校時に目立ちやすく、デザインがシンプルで落ち着いており、長く使える丈夫なつくりである点が決め手でした。生地に窓がついていて子どもの視界を遮らない安全性の高さや雨傘としても使用できる点も評価しました。
他の傘とも比較検討しましたが、a.s.s.aの子ども用日傘は最も子どもたちが安全に長く使える日傘だと判断し、選びました。」

(香南市教育委員会 杉村様からのコメント)

今回寄贈された子ども用日傘はWeb限定販売商品ですが、a.s.s.a公式ショップでも販売しています。ぜひチェックしてみてください!

▼寄贈された子ども用日傘シリーズ

ジャンプ式子ども用日傘で開閉ラクラク

傘を持ってほほ笑む青いワンピースの女の子

今回寄贈された子ども用日傘とは別に、a.s.s.aではジャンプ式の子ども用日傘も販売されています。
ジャンプ式の日傘ははじめて持つお子さんでも開閉がしやすく、他の子ども用日傘と同様、豊富で明るいカラーバリエーションは心もパッと明るくしてくれますよ。

▼ジャンプ式子ども用日傘
FKL003 キッズ ジャンプ日傘

▼大人の日傘とおそろい柄ができるジャンプ式子ども用日傘
FKJ288 カモフラージュ キッズジャンプ日傘

※上記のジャンプ式子ども用日傘は窓付きではありません。ご注意ください。

子ども用日傘で紫外線と猛暑から子どもを守ろう!

いかがでしたか?今や日傘は大人だけではなく、子どもにとっても便利なお助けアイテムになっています。

今回の記事では、

  • 紫外線対策だけでなく、熱中症対策としても子ども用日傘は有効
  • 安全な子ども用日傘を選ぶポイント3選
  • おすすめの子ども用日傘

についてご紹介しました。


初めて日傘を持つお子さんには使い方のコツや注意点もいくつかあります。お家で正しい使い方を教えながら、熱中症対策や紫外線対策に子ども用日傘をぜひ検討してみてください!